こどもたちに「バーチャルだけでは完成しないこと」を伝えたい
当時、子どもを取り巻く環境がどんどんバーチャル化する時代に、この活動はものづくりやレースという「実体験」をとおして、主体的でしかも対話的に深く学び、より豊かな創造性を育むことができると直感したからです。
その後、SBDの特徴「重力だけで走る」を活かした学びの素材「地球のチカラで走るSBDモックカー」(*3)を考案し、今日では、SBDの紹介を兼ねた「モックカー工作教室」や「モックカーSTEM(*4)チャレンジ」のリアルイベントを各地で実施しています。
インターネットの普及がさらに加速する昨今、子どもは遊びや学びの多くをコンピュータでおこなうようになりましたが、現実で起きることは必ずしもネットの情報のとおりではありません。
子どもが「あれっ?書いてあったことと違うな?」と疑問に出会うとき、これが「バーチャルだけでは完成しないこと(深い学びの入り口)」に気付くときだと考え、当社ではこの「気付きを伝えるお手伝い」を基本に、オリジナルコンテンツ(*5)を用いて「遊びであり、学びであり、実験(競技)であり、誰もが楽しめる『実体験の場』」を提供しています。
当社オリジナルコンテンツを活用いただければ何よりです。
よろしくお願いいたします。
2020年(令和2年)7月1日
アンカーマン株式会社
代表取締役 山 本 君 一
(*2) 地球のチカラ(重力)をエネルギーに、ハンドルとブレーキだけのクルマで坂道を下り速さを競うカーレースの総称。その頂点は米国で90年以上続く子どもが主役の「オールアメリカンSBD世界選手権」
(*3) 実用新案を取得している学びの教材。また、それを用いたオリジナルプログラム
(*4) アメリカで2000年頃から始まった教育手法(あるいは教育の一分野)。Science(科学)Technology(技術)Engineering(ものづくりあるいは工学)Mathematics(算数あるいは数学)の頭文字からSTEM(ステム)と呼ばれ小学校レベルに始まり高等教育に至るあらゆるレベルで用いられている
(*5) 本サイトの「製品情報」をご覧ください